医療法人社団 安倍クリニック、精神科・心療内科、東京都豊島区、千川駅医療法人社団 安倍クリニック

統合失調症

統合失調症

統合失調症は幻覚や妄想などの精神症状や意欲低下や感情が出にくくなる、認知機能低下などを主症状とする疾患です。

100人に1人がかかるため比較的頻度の高い病気です。10代から30代に発症することが多いです。原因は明らかではありませんがドーパミンなどの神経伝達物質の機能障害や、遺伝、環境要因などと言われています。

 

統合失調症の症状

(陽性症状)
・幻覚・・・批判的な幻聴
・妄想・・・被害妄想、関係妄想(テレビやネットで自分のことが流れている)
・思考障害・・・考えや行動にまとまりがなくなります
・自我障害・・・自分と外界との境界が曖昧になり、自分の考えが他の人に支配されていると感じる

 

(陰性症状)
・意欲や自発性の低下
・感情鈍麻
その他集中力や記憶力が低下する認知機能障害もみられます。

 

治療は抗精神病薬を中心に行います。ドーパミン等の神経伝達物質により症状を安定化させます。症状が改善した後も再発予防のために薬物療法を継続することが多いです。薬の自己中断で再発する方が多いので病気に対する理解を深めたり、作業療法や生活技能訓練等を行うことで再発を防いでいきます。