PTSD

災害、事故や暴力など命を脅かすような強烈なトラウマ体験によりフラッシュバックや悪夢などの症状が持続的にみられます。トラウマ体験から1か月以上経過しても症状が継続しており日常生活に支障をきたしている場合はPTSDを発症している可能性があります。

PTSDの症状
・フラッシュバック
・トラウマ体験に関連する状況や物事を避ける
・認知や気分の陰性変化・・・周囲の世界が変わったように感じたり否定的な考え方になります
・覚醒度と反応性の変化・・・ちょっとしたことでも驚いたりイライラしたりします

PTSDの方は抑うつ、不安、不眠などもみられることが多いため薬物療法も検討されます。心理カウンセリングを通じて、その時のトラウマ体験は現時点では起こっていない、身の危険は生じないことを心身ともに理解できるように恐怖感を少しずつ和らげていきます。また、専門的機関では眼球運動による脱感作と再処理法（EMDR）を行っている病院もあります。