（境界性）パーソナリティ障害

特徴的な考えや感情を持ち、認知や行動の偏りが大きいため周囲との人間関係をうまく築けず衝動的な行動がみられます。他者から見捨てられることを過剰に恐れたり、注意を自分に向けるために常識的でない言動や行動を繰り返します。時に自傷行為や薬物乱用にいたることがあります。幼少期の虐待やネグレクトや過干渉など親子関係が原因となることが多いです。

境界性パーソナリティ障害の症状
・見捨てられ不安が強く、他者の注意を自分に向けるように常識的でない言動や行動を繰り返す
・好き嫌いの変動が激しく対人関係が不安定
・常に空虚感を持ち、感情の波が大きい
・逸脱行為や自傷行為を行うことも多い

パーソナリティ障害の治療は精神療法が基本になります。自分の考え方の特徴を自覚し、周囲との関わりの中で問題を引き起こす行動を理解していきます。また衝動的行動が強い方には薬物療法も補助的に行っていきます。女性の場合、通常加齢とともに症状は緩和していく傾向があります。